Terence Conran Making Modern Britain テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする Terence Conran Making Modern Britain テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする

Exhibition Overview開催概要

Terence Conran Making Modern Britain
テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする

日 程
2025年4/19(土)  6/8(日)
時 間
9:30 〜 17:30
  • 入館は閉館30分前まで
休館日
月曜日
  • 5/5(月・祝)、5/6(火・休)は開館
  • 5/7(水)は休館
会 場
福岡市美術館Webサイト
福岡県福岡市中央区大濠公園1−6GoogleMap

チケット情報

前売券当日券
一 般1,6001,800
高大生8001,000
小中生400600
前売券
一 般1,600
高・大生800
小・中生400
当日券
一 般1,800
高・大生1,000
小・中生600

ローソンチケット(L コード:84812)、チケットぴあ(P コード:687-159) 、セブンチケット、ARTNE チケットオンラインにて発売中

  • 大学生以下の方は展示室入口にて学生証や生徒手帳をご提示ください。
  • 会期中のチケットは当日料金での販売となります。
  • 電子チケット購入の際に各プレイガイドによって各種手数料が発生する場合があります。ご了承ください。
  • 身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、 先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は前売料金適用
主 催
テレQ、西日本新聞社、西日本新聞イベントサービス
企画協力
株式会社コンランショップ・ジャパン、泉川真紀事務所
後 援
福岡県、福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団、FM FUKUOKA、CROSS FM、LOVE FM
お問合せ
西日本新聞イベントサービス
TEL 092-711-5491(平日9:30~17:30)
リリース
福岡会場リリース【PDF】

大好評で閉幕した東京展、会場構成を福岡市美術館の空間に合わせて再構築。
新たな見どころや、限定グッズの展開、トークなど関連イベントも多数開催します。

「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで機能的)」なデザインが生活の質を向上させると信じ、個人の生活空間から都市、社会までを広く視野に入れ、デザインによる変革に突き進んだサー・テレンス・コンラン(1931-2020)。イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったコンランの人物像に迫る展覧会です。

戦後まもなくのイギリスで、テキスタイルや食器のパターン・デザイナーとして活動を始めたコンランは、1960年代、ホームスタイリングを提案する画期的なショップ「ハビタ」をチェーン化して成功を収め、起業家としての手腕を発揮します。
そして、1970年代から展開した「ザ・コンランショップ」におけるセレクトショップの概念は、日本を含む世界のデザイン市場を激変させました。このほか、家具などのプロダクト開発、廃れていたロンドンの倉庫街を一新させた都市の再開発、書籍の出版など、関わった事業は多岐にわたります。いっぽう、1950年代からレストラン事業にも乗り出し、高級レストランからカジュアルなカフェまで50店舗以上を手がけ、モダン・ブリティッシュと称される新しい料理スタイルをイギリスの食文化に定着させました。また、長年あたためていたデザイン・ミュージアムの設立構想を1989年、世界に先駆け実現させたことも大きな功績のひとつです。

本展は、パターン・デザインした食器やテキスタイルなどの初期プロダクト、家具デザインのためのマケット、ショップやレストランのアイテム、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像など 300 点以上の作品や資料を展示します。また、彼から影響を受けた人々(トム・ディクソン/デザイナー、トーマス・ヘザウィック/建築家、ティム・マーロウ/デザイン・ミュージアム館長、フィリックス・コンラン/コンランの孫、平野紗季子/フードエッセイストなど)のインタビュー映像を交えて、さまざまなコンラン像を浮かびあがらせます。会場構成は SKWAT(スクワット)。福岡市美術館のダイナミックな空間に合わせて、展示を再構築。単管を使用した会場構成もみものです。

会場風景「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」東京ステーションギャラリー、2024年、Photo:Yasuyuki Takaki

サー・テレンス・コンラン
バートンコート自邸にて、2011年
Photo: Julian Broad

― サー・テレンス・オルビー・コンランSir Terence Orby Conran(1931-2020)

ロンドン南西部サリー州イーシャーに生まれる。セントラル・スクール・オブ・アーツ・アンド・クラフツ(現セントラル・セント・マーチンズ)でバウハウスやアーツ・アンド・クラフツに影響を受け、ブリティッシュ・ポップアートの旗手エドゥアルド・パオロッツィにテキスタイル・デザインを学ぶ。
テキスタイル、食器、家具のデザインを手がけるうち起業に目覚め、ライフスタイルショップ「ハビタ」や「ザ・コンランショップ」の経営で成功を収めた。 その他、レストラン事業や出版業、都市開発まで多才を発揮。デザイン奨励と社会貢献を目的に1989年、世界初のデザイン・ミュージアムを設立。 デザイン分野での功績と文化事業が評価され、1983年に英国王室より騎士(Knight Bachelor)に叙勲、サー(Sir)の敬称を許された。 2020年、自邸バートン・コートで88年の生涯を閉じる。

会場風景「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」東京ステーションギャラリー、2024年、Photo:Yasuyuki Takaki

― スクワットSKWAT

「SKWAT」は社会のVOIDを時限的に占有し、一般へ解放する運動として2019年に始動。現在では、物理的な空間のみならず、オンラインや公共電波にも範囲を拡大し、場づくりや発信活動に取り組んでいる。その手法は展示、出版、物販、レクチャーとさまざまだが、いずれも不完全なものから生じる価値の転換に焦点を当てて展開している。